北京へ行こう!上海ー北京夜行列車の旅 その4

実は中国が新幹線を導入したのは、そのスピードもさることながら、加速ブレーキ性能の高い高速電車車両を導入し、列車運行密度を高めたいという狙いもあるように思う。
年々、増え続ける輸送需要に線路容量が逼迫し、新しい鉄道建設の計画も進んでいるが、さすがに需要には追いつかず時間もかかる。そこで先に手を入れたのが車両というわけだ。
従って、今回のような加速減速性能の悪い寝台列車が日本のように姿を消していくという時期も、実は遠くないのではないかと私は考えている。
さて、この日は夕方に仕事を上がって以降、結局何も食べずに乗り込んでしまったので非常に腹が減ってきた。こういう長距離列車は必ず弁当を売りに来るのでそれを当てにして何も準備をしなかったというのもある。
しかし、列車が走り出して30分経っても売りに来なかったので、痺れを切らして自ら売り子を探しに歩き出した。
隣の18号車がどん詰まりであることはわかっていたので、番号の若い車両の方に向かって歩いてみることにした。4~5両進んだところでようやく売り子を見つけた。ワゴンに弁当を乗せて私のいる車両に向かってくる途中であった。早速買い求めたが、弁当は1種類しかなく選択の余地は無い。値段も1個15元で意外と安くは無い。また日本の鉄道のようにお茶を一緒に売って歩くといった気遣いもない。この辺りはさすが中国というか鉄道局の商売意識がまだまだ足りない。手元に全く飲料が無かったが、とにかく腹が減っていたので食事優先で飲料無しで食べることにした。
さてさて弁当を空けてみた。ぱっと見、意外とボリュームはある。中央にどーんとのった目玉焼きが印象的である。味はどうか?うーんまあ期待するほどではないがまあそこそこいけるが、普段町で食べているような味にはちょっと物足りない。列車の中の環境なのでこんな感じかという印象である。
(続く)
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(2008年8月記)
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