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五輪モード真っ只中!北京の街を大解剖!


 その1:交通編

 五輪へのカウントダウンがいよいよ間近に迫った北京。2001年に北京五輪の開催が決まってからこの時のためになされて来た多方面の準備が、満を持して次々と完成の姿を見せています。
 7月20日からは、交通、保安、環境対策などのあらゆるシステムが五輪モードへと切り替わりました。ここで今一度、その五輪モードに入った北京の街を徹底解剖してみたいと思います。

その1:交通編
《地下鉄3線が同時に開通》

 2008年7月20日、新しい地下鉄が3本同時に開通。地下鉄10号線(一期)、奥運支線、機場快線の連携で、五輪競技場へのアクセスがグンと便利に(奥運支線は五輪チケット所有者のみが乗れるシステム。パラリンピック終了後に一般開放。)。

《京津城際鉄路が開通》
 北京-天津間をわずか30分で結ぶ、最高時速350キロの高速鉄道「京津城際鉄路」が8月1日に開通。当面は1日47往復で、将来的には100往復に増発。北京五輪の天津会場への足としてはもちろん、日帰り旅行、ビジネスにも重宝されること間違いなし!1等席69元、2等席58元。乗車日の3日前からの販売。

《観光路線バスが巡回》
 北京の有名観光地を網羅する2階建ての観光バスが登場。故宮や天壇公園など北京の歴史を一巡りする「観光1路」と、五輪競技場を中心に回る「観光2路」の2路線が順次運行しています。料金は一律3元。

《大容量快速バス2路線が開通》
 北京市郊外から中心部へのアクセスをスムーズにする快速バス2路線が7月31日に開通。

 「快速公交2線」は五環に位置する楊閘と朝陽門を結ぶ、全長16キロメートル、全行程の所要時間42分の路線。東二環路、三環路、四環路、を経由し、地下鉄2号線と10号線へのアクセスも便利。1日の輸送能力は約5万人。運行時間は朝5時~夜11時。ピーク時は1~2分間隔、平常時は4分間隔で運行。料金は一律1元、一卡通は0.4元。

 「快速公交3線」は昌平区の宏福苑団地と北二環路の安定門を結ぶ、全長21.85キロメートル、全行程の所要時間60分の路線。途中、アジア最大規模とも言われる団地・天通苑を経由し、一日当たり150万人とも言われるこの付近の交通量の緩和を図る。1日の輸送能力は6万人。運行時間は朝5時~夜11時。運行間隔は平均2分。

 両路線とも、快速公交専用のレーンを優先的に走るため、渋滞の心配がなくスムーズに目的地まで移動できます。


 バス停は閉鎖式のプラットホーム型が採用されており、専用の歩道橋などを渡ってバス停に入ることになっています。バス停には係員がいて、地上で運賃を支払うシステム。これだとバスの車内でサイフを出したりするわずらわしさが省けるので乗降車がスムーズ。


 バスは二連結で220人乗り。車両はどれも新しくて気持ちよく、ノンステップ、車椅子用のスペースが完備されているバリアフリー型。
 また、公共バスとしては初めてGPSシステムが採用されており、次のバスの位置や到着時間が分かるようになっています。


《競技場まではこれ一本!奥運公通専線34路線が開通》
 五輪競技場までのスムーズな移動を図る奥運公交専線(普通路線)が7月20日に10路線開通しました。オリンピック開催までには更に快速線が24路線増え、合計34路線が市内各地と五輪競技場を巡回することになっています。
 普通路線は7月20日~9月20日までの間、朝6時から夜10時までの間運行しているので、普段の足としても十分使えます。
 24本の快速線(Kが頭に付くもの)は、試合が行われる日に限って、試合開始の3時間前から終了後の1時間後までの間運行されます。
 具体的な運行経路については、北京市政府が運営するウェブサイト「北京」(http://jtcx.beijing.cn/fuwu/aygjzx/index.shtml)に詳しく載っているのでご参照ください。


《五輪期間中、観戦チケットで公共交通が無料に!》
 パラリンピック終了までの間は、競技の観戦チケットを持っていると上記の奥運公交専用線、地下鉄、バスなどの公共交通機関に無料で乗車できます。ただし、空港バス、タクシー、機場快速線は対象外。スイスイとVIP気分があじわえること請け合いです!

《五輪専用レーンが実施》
 7月20日から、市内の主要道路には五輪専用レーンが敷かれ、五輪関係車両以外の走行が禁止されています。違反車両には罰金200元、悪質な突破には1800元が科されるので注意が必要!このレーンによって、関係車両は30分以内に競技場に付くことが保障されています。

《ナンバーによる車両規制が実施》
 7月20日から、北京市内を走行する一般車両を対象にナンバーによる交通規制が始まりました。ナンバーの末尾が偶数の人は偶数日のみ、奇数の人は奇数日のみ、それぞれ運転が許可されることに。これで北京の交通量は約40%少なくなり、渋滞や大気汚染の緩和にそれなりの効果が出ているといわれています。この実施に当たって、北京市は市民に3ヶ月間の自動車税などの免除を約束。さすがお金が絡んでいるせいでしょうか、みんな遵守しています。お見事!
 五輪期間中、万一大気汚染指数が目標を上回った場合、更なる規制が実施される予定。当日の日付の1の位とナンバーの末尾が同じ場合、その日は運行できません。これによって更に10%の交通量が削減されることに。当初は「当日の日付の1の位とナンバーの末尾が同じ車しか走行できない」というとんでもない極端な規制案も上がっていたというから、それに比べたらまだ我慢できますよね。

《鉄道切符の販売は3日前から》
 7月20日~9月20日までの間、学生切符と京滬港列車以外の全ての列車は、乗車日の3日前の夜7時からの販売開始となりました。
 従来鉄道切符の前売りは10日前からでしたが、その後5日前までに後倒し、更に3日前ということになってしまいました。これにはダフ屋の横行を防ぐなどの狙いがあるようです。五輪観戦チケットがある人は専用窓口があり、比較的買いやすいようです。







(2008年8月記)

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