上海淮海路に登場した新しい2階建てバス
(2008年1月に廃止されました)
新しい路線はこちらに変更です
~都市観光を目指す~
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真っ赤な車両が特徴的
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2007年2月8日より、上海の目抜き通りの一つである淮海路で、真っ赤な2階建てバスが走り始めている。2階部分には屋根がないため、その特徴的な姿といい、市民の注目を集めている。
このバスは、911番に投入された観光路線用の新車で、全長が12メートル、車高が4.2メートルある巨体。天井がないだけでなく、側面にもガラスが多用され、景色を存分に楽しめるように工夫がなされている。
911番バスは、もともと豫園エリア付近にある老西門から市西部の虹橋エリアを越えて、万科国際花園を結ぶ路線。しかし、この観光バスは、淮海路しか走らない「区間車
」扱いとなっている。
東側の乗り場は、02番バスの終点がある竜門路(淮海中路)で、大上海時代広場の向かい側に位置する。西側の終点は、番禺路(淮海西路)。途中、嵩山路、重慶南路、思南路、陜西南路、常熟路、高安路、武康路を経由し、まさに淮海路の最も賑やかなエリアをルートとしている。
運行時間は8:00~18:00(番禺路)、8:45~19:00(竜門路)となっているが、筆者が乗った段階ではまだ1台しか運行されていないので、ほぼ1時間に1本の間隔で、1日18本運行されている。料金は普通の空調バスと同じ2元で、片道7キロほどの道のりしかないが、バス自体かなり速度が遅いので、所要時間はたっぷり30分以上はかかる。ただ、乗客をみていても終点で降りる人は殆どなく、多くはそのままバスから降りずに竜門路まで引き返して行った。
知名度はまだまだだが、注目度は高く、淮海路を歩きながらバスを覗き込む人も多かった。対向車線を走るバスの運転手も、この真っ赤な目立つバスを見るために横向きながら運転していた。危ない、危ない。
バスの1階部分は、かなりゆったりとした設計になっていて、路線バスというより観光バスの雰囲気だ。なぜかテーブルとコップ置きまでついている。ノートパソコンも置けるスペースなのだそうだが、さすがの私もバスに乗って
までパソコンを開いて原稿を書こうとは思わない。
椅子もなかなかすばらしい。上海の路線バスでおなじみのプラスチックのものでなく、クッションもついていて、かなり清潔感と高級感がある。しかも、前半分のシートは360度回転できるらしい。さすがに試してみるのは恥ずかしかったが。。。この清潔感を、これからもずっと保ってほしいところだ。
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テーブルには造花も
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DVDが放映できるらしい
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このバスの目玉はなんと言っても2階席だろう。2階への階段入り口部分には、自動ドアがつけられていて、スイッチに触れると開く。2階部分がOPENな構造だけに、ドアがなければ雨風が入ってくる
ためのちょっとした工夫も嬉しい。
2階席の前四分の一には屋根がついてて、一応風や雨が防げるようになっている。2階席では腰の部分もガラスを多用しているので、側面の景色も非常によい。さらに、後ろ四分の三は完全にOPEN状態で、空がそのまま見える。
冬場や雨の日はつらいものがあるが(筆者もかなり震えながら景色を眺めていた)、これから春から夏にかけては、かなり楽しそうだ。
そもそも、淮海路の上空にはさまざまなものが通っている。トロリーバスの架線や道路の看板、さらに街路樹などの枝などが所狭しと並んでいる。だから、2階に乗っていると、今にも空中の構造物に触れられそうな距離になるため、結構スリルがある。背の高い西洋人が立ち上がったら、頭が触れるのではないかと思われるほどの高さのところもあった。
車体側面には2本の鉄の棒が転落防止用につけられているが、開放感は抜群だ。開放感に任せて、ゴミを捨てないかと心配するのは筆者だけけか。。。

天気がよければ結構景色を楽しめそうだ
このバスを運行しているのは、上海の巴士集団。この会社では、なんとか市政府と協力して、共通乗車券の発売などを行って、この観光バスを盛り上げたいと考えている。
バスが地下鉄に押されて経営が苦しくなっている昨今、さまざまな取り組みが行われているのだ。
ヨーロッパや日本、香港などでも2階建てバスは都市観光に使われているだけに、国際観光都市を目指す上海も、なんとか本格的な導入を模索している
とのこと。 筆者からすれば、ぜひ外灘や南京路、浦東の高層ビル群を、OPEN形式の2階建てバスで観光できるようにしてほしい。きっと新しい観光資源となるに違いない。夏ならば、上海の夜景を楽しむという手もあるだろう。 これからの発展を期待したいところだ。
(2007年2月記
・山之内 淳)
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