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北京オリンピック直前リポート24 北京農業大学体育館


 オリンピック公園の西側には中関村から続く大学の集中する地域がありこの北京農業大学もその中のひとつである。北京農業大学はオリンピック公園から見て西側の八達嶺高速道路を越えた小月河のほとりにある。
 今回のオリンピックでは、新設する競技会場は北京市内の大学の体育館として整備している例が多数あり、オリンピック終了後の施設の有効利用を図るとともに、北京における運動競技施設の充実にオリンピックがかなり寄与しているように感じる。
 そのひとつとして北京農業大学の敷地にレスリングの会場として新設されたのが、北京農業大学体育館である。北京農業大学体育館は地震波のシミュレーション模型のようなカーブを描いた曲線の屋根が印象的であり、総面積2.4万㎡、座席数6000で今回仮設席が2500追加される。パラリンピックではシッティングバレーボールの会場としても使われる。

 大学構内にはロッククライミングの施設もありスポーツの盛んな大学のようだ。

 周辺環境は、道路の道幅は広く整備されているものの、大学の学生街といった風情を色濃く残しており、ローカル的な飲食店などのお店が比較的多い場所である。また小月河を挟んだ東側にもローカル的な店が非常に多く、今回の北京オリンピックの会場の中では珍しく一般的な中国の姿を感じられる貴重なロケーションとなっている。

 交通アクセスとして地下鉄の駅は近くないものの、オリンピック北ターミナルや西直門から奥運専線7路を利用でき、その他一般バス路線も数多く比較的便はよい。
 レスリングは日本が伝統的に強い種目であり、特に女子は連覇を狙う55kg級の吉田沙保里選手、63kg級の伊調馨選手と雪辱を狙うその姉48級の伊調千春選手、さらに72kg級の浜口京子選手と前回アテネの強力看板は健在であり、今大会でも全階級制覇を狙う。男子も世界選手権2位に入っているグレコローマン60kg級笹本睦選手ほか、松永共広選手、池松和彦選手、松本慎吾選手、加藤賢三選手など国内では無敵揃いの代表選手が世界に挑み、ヘルシンキ大会以来の連続メダル獲得の継続をこの会場で狙う。
 レスリング競技グレコローマンスタイル(8月12日~14日)
 レスリング競技フリースタイル(8月16日~21日)

(2008年8月記)



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