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チベット鉄道
 ヤク
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計測器
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チベット鉄道(以下、青蔵鉄道)は、青蔵(中国青海省ゴルムドとチベット自治区のラサ)を結ぶ高原鉄道で全長1,142km、そのうち4,000m以上の路線は960km。鉄道の建築の構想は1955年といまから50年以上前に計画され1984年に西寧-ゴルムド間のみが開通したが、その後、資金難などで計画が一時中止され90年代後半になり「西部大開発」のプロジェクトのもと2001年に工事が再開され2005年 10月15日全線開通。総工費は4,500億円。2006年3月から貨物輸送で試運転が開始され、2006年7月1日客車運行の全線試運転が開始された。
使用されている列車は、中国とカナダの合弁会社と、中国の車両メーカーによって生産されたディーゼル車。高地を走るため車内には常に車内拡散と酸素チューブの二つを方式で酸素が供給され、全車両の酸素濃度は平地の80 %以上に保たれている。窓には特殊なフィルムが貼られ乗客を紫外線から守っている。車内の常に気温や速度などの情報も確認することが可能。

◆青藏鉄道の六つの世界一◆
1. 平均海抜(4,000m以上)の総距離960km。最高地点は5,072mのダングラ峠。
2. 高原鉄道ではこれまでで一番長い全長1,956km。
3. 最高地の高原凍土トンネル「風火山トンネル」海抜4,905m、全長さ1,386m。
4. 最長の高原凍土トンネル「崑崙山トンネル」、全長1,686m、海抜4,600m。
5. 最高海抜5,068mの「唐古拉(タングラ駅)」海拔。
6. 世界最長の鉄道橋「清水河特大橋」(高架橋)全長11.7km、海拔4,600m。
 鉄橋
◆青藏鉄道の車窓から(ゴルムド-ラサ間)◆
※基本的にはどの列車もチベット高原の風景を楽しんでもらうため昼間にチベット高原を通過するようにダイヤが組まれている。
青蔵鉄道は4,000m以上の高原を960kmも走る。そのほとんどが青藏公路・国道109号線に沿っている。ゴルムド~ラサ間には34の駅が作られ、これらの駅のうち9ヶ所には観光台(展望台)が設置された。乗客は列車から降りて、この展望台で青海チベット高原のすばらしい風景を眺めることができる。世界で最高海抜を走るこの路線は、崑崙山、タングラ山、ニェンチンタングラ山の3大山脈を越え、黄河、長江、ランツァン江(メコン河)の三江の源流を望み、高山湖や湿地帯をぬけ、世界の屋根チベット高原の壮麗なパノラマ世界を走る。高原での一般的な120km/h、凍土地帯では100km/h。 ゴルムドからラサまでの所要時間は12時間足らず。
 列車
◆崑崙山口(コンロン)◆
乗車して1時間ほどすると険しい玉珠峰(6,178 m)が現れる。玉珠峰駅を通過すると徐々に高度があがっていく。夏には緑に覆われた草原の中を走るが、冬は一面の銀世界。崑崙山脈は西のパミール高原から延びる大山脈で全長2,500km。平均海抜5,500-6,000m、広さ130-200km、最高峰は青海、新彊の境界にある新青峰──ブカダバン海拔6,868mで青海省の最高峰。崑崙山脈は青海省の重要な自然境界線となっている。崑崙山口の石碑の南側にジェサン・ソナンダジェの記念碑がある。彼はココシリ野生動物保護の活動家で、チルー(チベットカモシカ)の密猟者との戦いの中で亡くなった。
◆可可西里(ココシリ)◆
 ココシリ
モンゴル語で「青い山」の意。海抜4,600m前後のこの地域は、大規模な自然保護区で、鉄道も国道もここを通過する。ココシリ動植物保護区の東側、三江源自然保護区の西側で、野生動物観察ステーションからは国道まで2kmほど。鉄道の清水河特大橋の南岸とソナンダジェ自然保護区ステーション観光塔および野生動物救助ステーションがある。動物たちの通道でもある清水河特大橋付近では、青藏高原ココシリ特有の貴重な動植物を目にすることができる。
崑崙山トンネルを出るとココシリ山脈の山々が見えてくる。夏には緑に覆われた草原の中を走る。運がよければチルー(チベットカモシカ)の群れを見ることができる。
不凍泉駅---楚瑪爾河(チュマルホー)---五道梁駅。海拔は4633m、食堂や旅館がある。長距離トラック・バスはここで食事をする。高山反応がでるのもこのあたりから。赤土の山が続く風火山地区に入り、風火山トンネルを通り江克棟へ。国道沿いには食堂や招待所などがある。沱沱河―ゴルムトから420キロ。ここは長江源頭で中国一の大河は海拔6,621mのタングラ山脈主峰 ――グラタンドンの氷河から流れでる。グラタンドンはチベット語で“高く尖った山峰”の意。
通天河---雁石坪の駅を過ぎるといよいよ世界最高所の鉄道通過点を目指すことになる。タングラ駅は世界で海抜最高の汽車駅、海拔5068m。タングラ山は青海省とチベット自治区の境界となる。列車は停車するので下車して山岳展望を楽しむことができる。
唐古拉山口からチベット側へ下るとやがて蒼茫たる藏北草原の風景となる。ヤクや羊が草原に点々と見られる。
安多(アムド)はチベット語で"末尾"とか"下部"の意。チベット北部、タングラ山の麓の町だ。主要産業は牧業で主にチベット系の綿羊とヤクを放牧し、チベット自治区の畜産品基地県の一つとなっている。
錯那湖「ツォナ湖」 海抜4,650m面積400平方キロメートルを越える淡水湖でチベット族にとっては神の湖。
那曲(ナクチュ・ナチュ)
タングラ、安多を過ぎると高度は少しずつ下がる。那曲は藏北の腹部といわれチベット語で"黒い河"の意。 那曲からラサまで車窓にはサンタンガンサンやニェンチンタングラ山主峰を望むことができる。
当雄(ダムション)―当雄県はラサ市に属する。納木湖郷など6つの郷と羊八井鎮を含む2つの鎮を管轄する県。全県の人口は4万人余り、住民のほとんどは放牧業を営む。純牧業県でチベット自治区中部、藏南と藏北の交差地帯でラサ市北部、ラサまで170km。青藏公路(国道109号線)が東から西へ県内を通る。羊八井駅も当雄県内にある。 北部の高平原上にはチベット第一の大湖-納木錯(ナムツォ、ツォは湖)があり、トレッキングや観光地になっている。
当雄県の観光名所は世界でも海拔最高所の咸水湖にしてチベット三大聖湖の ―ナム湖、ナム湖の扎西半島で発見された古代洞穴岩壁画。明代、オイラト部族 連合ホシュート部出身でチベットを平定したグーシハーンの夏宮遺跡。チベット仏 教カーダム派創始人ツォントンパの遺跡、チベットの英雄伝説ケサール大王由来 の藏北八塔、羊八井寺(カルマ・カギュ紅帽派)、康瑪寺(ゲールク派)、第十一回アジア大会聖火記念碑。羊八井地熱発電所と屋外温泉プール、ニェンチンタングラ 薬泉リゾート村等がある。
7:02/7:22 ゴルムド駅(2,829m)
 ゴルムド
8:13
三岔河特大橋(3,800m)世界最長鉄橋690.19m、橋面は谷の底まで54.1m、20本の橋脚がある。
 永久凍土を走る
8:35 玉珠峰駅(4195m)万年雪に覆われる「玉珠峰(モンゴル語で美しい危険な少女の意)」は標高6,178m。
8:57 崑崙山トンネル 標高4,648m、全長1,686m。
9:18 不凍泉:4,200m 一年中凍ることがない泉で有名。
9:30 清水河特大橋全長11.7km、海拔4,600m。自然保護の観点から橋の下は野生動物が通過できるように工夫されている。青蔵鉄道にはこのような野生動物の通り道の橋が合計33か所ある。
9:45 楚マル河(ココシリ):4,495mモンゴル語で「青い山」の意。海抜4,600m前後のこの地域は、大規模な自然保護区(大きさは北海道に匹敵)で鉄道も国道もここを通過する。ココシリには全部で4か所の野生動物保護ステーンションがある。
11:10 風火山トンネル、全長さ1,386m、海拔4,905m。世界一高所のトンネル。
12:09/12:11 トト河:4,547m 「長江源頭第一橋(6,621m」」のタングラ山脈のグラタンドン氷河から流れだすトト河(沱沱河)は長江の源流。
 トト河
15:05 タングラ峠:5,072m 世界一高所駅。ここからチベット自治区に入ります。※ちなみに以前は南米ペルーにあるアンデス中央駅(4,783m)。
17:06/17:08 ツォナ湖(錯那湖):4,800m 海抜4,650m面積400万平方キロメートルを越える淡水湖。サルウィン川の源流でチベット族にとって聖なる湖。
18:34/18:40 那曲(ナチュー):4,507m 那曲は藏北 の腹部といわれチベット語で"黒い河"の意。
20:27/20:29 当雄(ダンション):4,136m当雄県はラサ市に属する。納木湖郷など6つの郷と羊八井鎮を含む2つの鎮を管轄する県。ラサまで170km。青藏公路(国道109号線)が東から西へ県内を通る。
22:30 ラサ:3650m。
◆列車内写真集◆
 (写真左)コンパートメント (右)ソフトシート座席
 (写真左)トイレ (右)洗面所
 (写真左)クレーム電話番号 (右)熱水器
 酸素マスク
 酸素マスク注入口
(2007年5月記)
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