|
まず、フロントに入ると、その中華風の格子から、中国にいるのだ、という実感を持つ。暖かい「家庭的」な雰囲気を大事にし、非常に中華文化を意識した内装になっている。階段フロアには小さな水車が回っていて、落ち着いた音を響かせている。
|
|
こちらは標準的なツインルームだ。客室の家具はすべて中国の伝統的な古典デザインで統一されていて、高貴な雰囲気を醸し出している。淮海路の喧噪を忘れることができる静かな空間がそこにはあった。さらに、ベッドサイドにはこれまた中国を感じさせる絵画なども掛けられている。
このホテルを管理している任総経理は18年間にわたって上海の有名外資系5星ホテルを渡り歩いてきた、いわばホテル業界のプロ。きめ細かな心配りが、部屋の雰囲気から感じ取ることができる。話によると、このホテルの管理方式は、売り上げ一辺倒ではなく、まず清潔感と安心感、さらにお客様への心地よさを第一に考えることに重きを置いているのだという。
窓のノブなどに「純銅」を用いるなど、細部へのこだわりを大切にしている。
|

|
 |
 |
|
 |
「豪華二階建てダブルルーム」はこれまたおもしろい構造で、2階と1階にベッドがあり、ファミリーなど大人数の宿泊に便利だ。中国の場合、部屋料金は基本的に部屋単位で計算されるので、1人で泊っても4人で泊っても部屋は同じ料金というのはうれしい。1階部分には食卓テーブルがあり、グループでの談話などにもふさわしいだろう。
|
|
さて、朝食をとるレストランは、入ってすぐの洋館部分1階にある。こちらの建築は、租界時代のものと思われるが、残念ながら詳しい資料は残っていないのだという。しかし、暖炉があったり、立派な木の梁があったり、往年の風格は十分に残されている。暖炉にはダミーの明かりが入れられていた。
|
|
|
 |
 |
洋館エリアの2階部分は、客室になっている。「豪華別荘ダブルルーム」がこれにあたる。とくに、最上階の部屋は面白い。三角屋根の梁がそのまま部屋の形を形成していて、まさに往年のオールド上海にタイムスリップしたような錯覚に陥る。お風呂は浴室とシャワールームが別になっているので、我々日本人にとっても嬉しい。この洋館部分はあまり外にも知られていないので予約する人は多くないそうだが、値段的にもかなり穴場であるといえよう。 |
 |
 |
|
ニューウェストレイクホテルの主な利用客は、日本人・台湾人・フランス人だという。もとフランス租界のエリアだっただけに、フランス人が多いことにも納得ができる。任総経理によると、特に大きな宣伝もせず、口伝えでお客様がやってくることが多いのだという。お客様へのサプライズを大切に、サービス向上に努めているのだという。いや、ここにたどり着くだけでもかなりサプライズな気がするのは筆者だけか。。。なんせ、外からも看板が見あたらないので、通り過ぎてしまうぐらいなのだ。 |
 |
|
上海で客室数がたった25室のホテルというのもかなり珍しい。しかも、茂名南路や淮海中路の交差点に近いながら、外の雑踏からは全く切り離された静寂のなかにある。そういう意味で、「隠れ家」というのにはふさわしいと思う。
外観から見る限り、この洋館は、上海市の保存建築となってもおかしくないぐらいの風格を持っている。そうした本物の洋館に比較的リーズナブルな値段で宿泊できるホテルは、上海でも数少ない。また、1階のレストランでは、予約をすれば夕食も可能とのことだ。ただ、付近にはレストランも多いので、飲食に関しては困ることはないだろう。
インターネットは各部屋可能だが、NHKに関しては現在申請中とのこと。さらに、英語は可能だが、日本が可能なスタッフはまだいない。あと、路地裏にあるので、見つけるのがすこし難しいかもしれないことを付記しておこう。 |
 |
|