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中国の住宅では最近「シックハウス症候群」が深刻な問題になりつつある。シックハウス症候群とは、住宅の建材、床下の薬剤処理木材をはじめ、生活用品や家具、カーテンなどからも発生する揮発性の化学物質が要因とされる体調不良のことで、まだ解明されていない部分もあるが、化学物質の濃度が高い空間で長期間暮らしていると、健康に有害な影響が出る恐れがある。
特に中国の住宅の場合は法律の運用が日本ほど厳格でなく、監視体制も十分とはいえず高濃度の化学物質を含んだ建材が市場に流通している可能性があり、まだまだ予断を許さない住宅状況が存在する。
シックハウス症候群はいろいろな症状が存在するが、その中で最も恐ろしい症状は「化学物質過敏症」である。
誰もが自宅で毎日、無意識に多種多様な化学物質を吸引している。この様な生活を継続していると、やがて体が拒絶反応を起こすことになり、それを化学物質過敏症と呼んでいる。
症状としては・・・
- 目に刺激感があり、チカチカする
- 頭痛やめまい、吐き気がする
- 鼻水や涙、せきが出る
- 鼻やのどが乾燥したり、刺激感や痛みがある
- なんとなく疲れを感じたり、眠気がする
- 皮膚が乾燥する、赤くなる、かゆくなる

| 化学物質 | 主な用途 | 具体的材料名 |
| ホルムアルデヒド | 合板などの接着剤として利用される発がん性物質 | 合板、パーティクルボード、グラスウール(断熱材)、ビニール壁紙 |
| トルエン | 接着剤や塗料の溶剤、揮発性溶剤 | 油性ニス、木工ボンド |
| キシレン | 揮発性溶剤 | アクリル樹脂塗料 |
| ベンゼン | 揮発性溶剤 | |
| 木材保存剤 | 土台などの木材の防腐剤 | 木材保存剤 |
| 可塑剤 | 材料をやわらかくする薬剤 | クロス、フローリングなどの加工に利用 |
| 防蟻剤 | シロアリ駆除 | 防蟻剤 |
ホルムアルデヒド
ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色の気体で、35%水溶液をホルマリンという。殺菌防腐剤として用いられるほか、接着剤として合板やパーティクルなどに幅広く使われている。ホルムアルデヒドは、3ppmで目や鼻に刺激が起こり、5ppmで涙が出たり、呼吸器に不快感を感じる。50ppm以上になると肺炎などを起こして死亡することもある。長期的には発ガンの可能性もあるといわれている。
これらのシックハウスの環境改善に今竹炭に注目が集まっている。
竹炭は高温で焼き上げたもので、微細な孔がたくさんある多孔質である。表面積は竹炭1gで700㎡にもなり、この孔に有害物質を吸着する。しかも吸着した有害物質は放出されないという。それどころか有害物質を無害なものに変えてしまうのである。
炭の穴に着生する微生物がこれを分解し、クリーンな室内にするということだ。
また竹炭は調湿能力に優れており、湿度を一定に保つので、カビ、ダニの予防にも力を発揮し、従来型の住宅環境の悪化要因にも有効で、新旧問わず住宅環境の改善にはうってつけの優れものなのである。
最近、これらの効果が知られるようになり、住宅環境に起因する体調不良に苦しむ人は環境改善のために今竹炭に注目している。

竹炭は燃焼温度によって性質が変わる。400℃以下の低温で焼かれた炭はアンモニアのようなアルカリ性物質をよく吸着し、700℃以上で焼かれた炭は自動車の排気ガスなど酸化物質とより結合しやすく、シックハウス対策には高温で焼かれた竹炭が効果的と言われている。
アルカリ性、酸性の分かれ目が600~700℃の間であるといわれ、この温度帯で焼かれた竹炭は、両方の特性を備えている。
①ゼンソク、アトピーの方は竹炭で敷き炭を
敷き炭は半永久的な調湿剤で、1坪当たり10~30kが目安。
竹炭は手入れが不要なので一度設置したら半永久的に効果が持続する。
床下の湿気は様々な問題を引き起こすが、敷き炭をすることにより竹炭が湿度を安定させ、シロアリ、ダニ、カビの発生を予防し、ホルムアルデヒドなどの有害化学物質を吸着する。
②マンション住まいの方は置き炭を
マンションなど床下の使えない部屋にお住まいの方は、部屋に置き炭をすると良い。
竹炭粒をザルなど通気性の良い容器に入れ、部屋の至るところに置く。
できれば押入れ、タンス、食器棚など閉鎖される空間には全て置いたほうが良い。
部屋への置き炭は目安として、6畳間(3坪)で2kgといわれている。
湿気の多いときにはこれを吸収し、乾燥してくると吸収した水分を放出して室内の湿度を調整するという調湿機能に優れ、やはりカビやダニの発生などを予防してくれる。
生活の中で一番長い時間を過ごす住宅の環境改善を考えた場合、実は竹炭ほど都合よくて便利な物はない。竹炭は炭を焼くという作業以外は人間の手の入っていない自然からの賜物であり、これが人の作り出した化学物質から健康を守ってくれるのである。 皆様も日々の生活を健康に保つために、この竹炭の自然の恵みの力を借りてはいかがであろうか?
(2009年6月記)
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