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上海歓楽谷


「アクティブ、おしゃれ、ハッピー、ファンタジー」をテーマにした「上海歓楽谷」が2009年8月16日にオープンした。深セン、北京、四川などに続き上海にもついに歓楽谷ができたのだ。

地下鉄9号線佘山駅で降りると、プラットホームの窓ごしには歓楽谷のジェットコースターが高くそびえている。空中散歩ができそうだなあ…と心はもう歓楽谷に飛んでいたが、筆者自身はまだ駅のプラットホームにいることに気付いた。早く歓楽谷に急がねば。

まぶしいほどの太陽が照りつける日だったが、あの「歓楽谷」が出来たと聞いてやってきた人たちはまったく意に介さないようだ。次々とやってくる人たちの波について行くと大きなモスグリーンのヨーロッパ風のゲートがあった。上のほうには大きく「欢乐谷」の文字が。列に並んでチケットを手に入れ入場すると、そこは…。まるで外国に、いや童話の世界に来たみたいだ!

ひっそりとした歩道の両側にはヨーロッパ風の建物が整然と立ち並んでいて、自然と歩調がゆるみ、気分もリラックスする。建物はそれぞれとんがり屋根やら水色の壁やら自然の木の色を生かした窓枠などがあり、日の光に輝いて、まさに童話のような美しさ。どの家にも妖精が住んでいて、人間との出会いを待っているような、そんなファンタジックな雰囲気に満ち満ちている。

アトラクション: 過山車 (ジェットコースター)

過山車
過山車

気がつくと遊園地のところに来ていた。ピエロが派手な自転車に乗っており、車輪には「歓楽時光(ハッピータイム)」と書かれていた。そう、筆者がやってきたのは「ハッピータイム」、ここには世界で一番古いタイプの木製ジェットコースターがある。しかし型は古くても建材は定評のあるアメリカのパイン木材を使用していて、安全なんだとか。

動き出した。カートはゆっくりと勾配を上がっていく。身体は後ろにひっぱられるようだったが、だんだんと周囲を見渡す余裕が出来た。目の前がぶっきらぼうな木目からきれいな空にかわってきて、太陽がまぶしいと感じたときにはもう限りなく空に近づき、地上からは遠く離れていた。信じられない思いで筆者が後ろをそっと振り返ってみると…!まるでビルの30階の窓からぶら下がっているようだった。やっとまっすぐな姿勢になったが、それでも地上からはこんなに遠い!

筆者はすでにパニック状態、カートとレールのこすれあう音や他の乗客の絶叫が耳に入ってはいるのだが、実際には自分の心臓がバクバク言う音しか聞こえなかった。そしてカーブにさしかかると、その心臓も止まってしまったようになり、頭は真っ白、何も考えられなくなった。ジェットコースターがようやく速度を落とし始めた時、心臓も再び活動を始めたような気がした。そして降りるときになって、すっかり足の力が抜けてしまったのに気付いた。手すりにつかまってなんとか降りられたが、手は震えたままだった。忘れられない体験だ!

アトラクション: 双層木馬 (2階建てメリーゴーランド )

ジェットコースターを離れると、宮殿のように豪華な2階建てメリーゴーランドが目に入った。子供のころを思い出すような楽しい音楽で、馬はそれにあわせて飛んだりはねたりする。馬の背中に乗った筆者は、童心に返って音楽に聞き入り、悩みも何もなかったあのころの自分に戻っていた。 これは癒された。

アトラクション:碰碰車(ゴーカート)

メリーゴーランドに乗って、ジェットコースターで味わった緊張感からようやく解放された。次のアトラクションを探してみる。ちょうど正午になって太陽はぎらぎらと照りつけてきたので、インドアのアトラクションを探した。「ボン、ボン」と言う音と笑い声が耳に入ってきた。音のするほうを見ると、ピカピカとライトが光っているのが見えた。少し近づいてみるとゴーカートだ。狂ったようにゴーカートを動かして互いにぶつかりあって笑っている。点滅する照明で一層気分が盛り上がるようだ。

筆者の番がきた。安全ベルトを締めて、アクセルを踏む、カートは一気に走り出し、急ブレーキ、急ハンドル、スリル満点だ。「ボン」という轟音がして、他のカートに追突した。すごい力がかかって体が大きく揺れ、少しめまいもした。しかしぶつかったときの快感もある。ここには横断歩道もなければ、横切る人もいない、交通ルールもなくて、ただただ思いのままにハンドルを切り、他のカートをおいかけ、あるいはぶつけられたりする。これは本当に爽快で、気持ちが良かった。

アトラクション:峡谷漂流(ウォータースライダー)

峡谷漂流
峡谷漂流

「水」…上海歓楽谷最大の特色は「水」だ。他の三つの歓楽谷と比べて圧倒的に水のアトラクションが多い。夏の炎天下、水と戯れるのは最高だ。
スタッフが渡してくれるポンチョをかぶり、ボートに乗って出発。ボートはゆっくりと進み、洞窟に入っていく。洞窟では光と影が交錯し、ぽつぽつという水音とともに、時々動物の鳴き声のようなものが聞こえてきて、古代のアマゾンに迷い込んだような気持ちにさせられた。ボートが何度か迂回した後、突然目の前が明るくなり、気がついた時にはボートはもう崖の上に来ていて、眼下に遊園地の景色が見えた。ボートは人の心をもてあそんでいるようで、すぐに滑り降りたりはしない。この一番高い位置でゆらゆらとゆれ、乗客が船底の景色を見て、高さを十分に認識してから、ゆっくりと、下向きになる。筆者は本能的に背中を座席につけ、船の傾きに抵抗しようとした。しかしそれもむなしく、ボートは一直線にダイビング。またまた落下の恐怖を味わった。ボートは水しぶきを上げて進み目の前に霧のように広がった。それからものすごい水音がして目の前に数メートルもある水柱がたった。水柱は空中でくだけていき、真っ向からぶつかってくる。本当にスリル満点。スリルのあとには笑い声が響いてきたが。

アトラクション:鉱山歴険(鉱山探検)

鉱車
鉱山労働者

次にやってきたのは金鉱の町。巨大な鎚が目に入る。金鉱博物館といった雰囲気だが、人造鉱山、鉄道、列車、手押し車、鉱山労働者の像など、まるで本当に閉鎖された鉱山にやってきたように感じられ、労働者の苦難と叡智がうかがえる。しかしここで意外なものを発見した。西部のカウボーイが馬にまたがっている像や、カウボーイの家などだ。筆者は欧米のゴールドラッシュの歴史について明るくないため、金鉱の町になぜカウボーイや彼らの家があるのか分からなかったが、思うに、鉱山労働者というのはもともとカウボーイだったが、運命のいたずらで、金脈を探すようになったのだろう。中に作られたショップも個性的で、一見普通のお土産店のようだが、実際は好みのアイテムを選び、デジカメ画像を渡せばその場でプリントしてもらえる。世界に一つだけのオリジナルアイテムが出来あがるのだ!

アトラクション:螞蟻王国(アリの国)

時間がたつのは本当に早い。金鉱の町を出ると、すでに日が傾き始めていた。まだまだ暑かったが、急いで次の目的地「アリの王国」へと向かった。「アリの王国」は巨大で奇妙な形の球体で、中に入ると、子供用の遊具があり、どれもとてもかわいらしい。小さい子にはパラダイスだが、筆者は子供ではないので、簡単に眺めてからそこを離れた。

アトラクション:香格里拉(シャングリラ)

香格里拉(シャングリラ)
蓝月飞車(ブルームーン)

インドアアトラクションはまだいくつもあったが、陽射しももうそれほど厳しくはなかったので、ざっと眺めるだけにして、「シャングリラ」に着いた。広い橋の後ろには険しい山が屹立しており、グレーの山肌からはおどろおどろしい空気が漂ってくる。頂上では鷹が眼光鋭くにらみつけてきて、思わずびくりとなる。山に入っていくと、冷たい霧に顔をなでられ、本当に秘境に入ってしまったようだ。霧が立ち込めている中を行きかう人は、仙人が雲に乗っているように見え、筆者も手探りでゆっくりと歩く。秘境の絶景を眺める。高山の様子や吊橋が美しい。先へ進むと霧は少しずつ晴れてきて、目の前がはっきりと見えるようになったらもうそこは出口だ。突然「うおー!」「わあ~!」という声が静けさを破り、筆者は現実に引き戻された。声のするほうを見るとジェットコースター「ブルームーン」が見えた。きっと乗客たちは、先ほど筆者が味わったのと同じスリルを感じていることだろう。

アトラクション:上海灘

上海灘
上海灘の占い師

日も暮れてきた。美しい夕焼け空が広がっている。陽射しも少しやわらかくなってきたとき、筆者はちょうど「上海灘」の道を歩いていた。夕方の陽射しで、石畳に柔らかな光が広がり、上海灘の古きよき雰囲気にさらに味が出ていた。こういう風景は昔の美人同様、決して色あせることがない。老舗の店や物売りの声、占い師、茶楼の呼び込み…こういったものが、30年代の上海にそのもののようで、世の中の移り変わりを感じずには居られない。

夢中になって遊んでいるうちに歓楽谷での一日が終わった。忘れられない思い出になった。



●歓楽谷 アトラクション紹介


天地双雄 

バイキング。一方がジャンプすると、一方が急降下。アップダウンを繰り返し、ジャンピングと急降下の極限を味わえる。

絶頂雄風 

まったく新しいタイプの、足元が開放されているフリーフォールタイプのジェットコースター。「ジェットコースターの王様」といわれ、60メートルの高さからまっさかさま!

谷木游竜 

世界でもっとも古い型のジェットコースター。南米のパイン木材を利用しており、レールもしっかりしている。乗客は10回以上無重力状態を体験できる。1200メートルの絶叫の旅。

鉱山歴険

ものすごいスピードで進み、突然向きを変え、また高速で滑り出す。スピーディーで高さもあり、回転も多いと言われる鉱山トロッコで冒険。

蓝月飞車

30メートルの高さから時速100キロ近くで下降する。絶叫モノの速度、まるで空中を飛んでいるような刺激的な気分を味わえる。

激流勇進

ウォータースライダー。歓楽谷には必ずある水のアトラクション。26メートルもの高さから高速で落下し、巨大な水しぶきがたつ。ずぶぬれになる勇者の旅。

完美風暴

フェリーに乗って揺られるのだが、波が次々に押し寄せ、くらくらする。音楽と噴水が美しく、空中に舞う水滴がきれいだ。すごい速さで持ち上げられ、落下し、止まり、回転する。クルクル回転する快感。

大擺錘

丸ごと持ち上がるバイキング。時速110キロで15階建てビルの屋上くらいの高さまでもちあがり、美しい景色を楽しめる。

金銀島

このエリアの一番高い場所に行くと、園内が一望でき、佘山や月湖の景色も臨める。

峡谷漂流

歓楽谷には必ずある水のアトラクション。渓谷を越え、山や谷や森、花畑を抜けると…ロマンティックな漂流記。

飛旋駝峰

ジェットコースターのようにスピーディー、コマのように回転。そして急降下して一秒後にはもうらくだこぶにつき、無重力状態を味わえる。

水蛙戦艦

水の中で電気銃を使って互いに打ち合う。スピード対決だが、知恵や勇気も試される。


歓楽谷平面図



歓楽谷攻略法 お勧めコース


◎ファミリーコース:帯歓楽対対碰 - 歓楽大玩家 - 金鉱鎮 - 鉱山歴険 - 華僑城大劇場 - 金銀島 - 上海灘 - 香格浬拉 - 飛行影院

◎ キッズコース: :騎警訓練営 - 水蛙戦艦 - 弾跳袋鼠 - 歓楽飛艇 - 泡泡大戦 - 虫虫跳傘隊

◎ 若者向けのスリル満点コース: 谷木游竜 - 天地双雄 - 歓楽風火輪 - 颶風湾 - 激流勇進 - 完美風暴 - 暴風之旅 - 絶頂雄風 - 大擺錘 - 尖峰時刻

歓楽谷チケット
プレオープン (2009年8月16日—2009年9月11日)全票价 160 元
正式オープン (2009年9月11日之后)全票价 200 元

身長120センチ未満の子供:無料
身長120センチ以上140センチ未満の子供:半額
身長140センチ以上の子供:大人と同額
65歳以上の女性:無料(証明できる書類が必要)

70歳以上の男性:無料(証明できる書類が必要)

営業時間

8月9日 — 9月11日:午前9:00 —午後6:00

お問い合わせ (021)57799127 、(021)37792222
URL http://sh.happyvalley.com.cn/flash/index.shtml
住所
上海市西南部の松江佘山国家旅游度假区内にあり,上海市中心地から40キロ,虹橋国際空港からは25キロ、浦東国際空港から68キロ。 【MAP
交通

地下鉄:

地下鉄9号線 佘山駅下車、シャトルバスあり

公共交通機関:

(1) 上佘専線、沪松昆線、沪陳線、南佘専線

(2)松陳線、松重線、松青専線

マイカー:

A8松江出口を降りて嘉松公路を北に沈砖公路方向に100メートル;

A9赵巷佘山出口を降りて嘉松公路を南に沈砖公路方向に100メートル;

A5莘砖公路出口を降りて莘砖公路を西に嘉松公路との交差点まで行きそのまま西へ100メートルほど

(2009年8月記)







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