天壇公園 
【読 み】 天壇公園
【種 別】 文化遺産
【登録年】 1998年
【アクセス】 天安門広場から車で20分。北京駅から車で10分。 飛行機 北京首都国際空港から市内まで27km。国際・国内線は各地から北京まで運行。 鉄道 北京駅まで 広州駅から約22時間(特急)大連駅から約9時間30分(特急)天津から約1時間15分(特急)上海駅から約12時間(直達)

【説 明】 北京の天安門の南東に位置する天壇公園は、明・清時代の皇帝が天を祭った場所である。敷地の壁は北側が半円形、南側が方形であり、これは古代中国の「天圓地方」(天は丸く、地は四角い)の宇宙観に基づいている。1420年に首都北京の建設の際に明の永楽帝が天地壇として建設を開始、その後地壇を分離し、増築、大整備が行われた。その敷地面積は273万平方mもあり、故宮の約4倍 の広さにあたる中国最大の壇廟建築である。 主な建築物は南から北へ一直線に圜丘壇・皇穹宇・祈年殿と並んでおり、いづれも天壇では重要な建築物だ。 圜丘壇は冬至になると、皇帝自らが天を祀る祭典儀式を行った。乾隆帝以後は、初夏に雨乞いの祈りを行った。三段の基壇からなる円形祭壇に、九重からなる石板が敷かれる。欄干・階段・中央から扇状に広がる石板の数など全て「9」の倍数(天数は9を最高の陽数とする)。中心にある天心石の上に立って声を出すと周囲にこだまするのも特徴である。 皇穹宇は、圜丘壇で冬至に祭典儀式を行う時に先帝の位牌を祀った円錐形の建物。その内部の天井は色鮮やかでとても美しい。この周囲は回音壁に覆われ、壁に向かって声を出すと反対側の壁の端まで伝わるようになっている。その北に続く丹陛橋(全長360メートル)を渡ると祈年殿がある。 祈年殿は皇帝が正月に五穀豊穣を祈った場所である。屋根は瑠璃瓦に覆われ、その建物は釘を一本も使わずに28本の柱で支えられている木造建築である。春夏秋冬の四つの四季を象徴する4本の龍井柱が中央にあり、その周囲には1年12ヶ月を象徴する12本の金柱、その外側には12時間を象徴する12本の柱がある。この祈年殿の高さは、九丈九尺(古代の営造尺による。31・6八メートル)あり、これも「9」の数字になっている。 また、西部には、皇帝が祭天前泊まるり斎戒沐浴する寝宮・斎宮があり、東部には、祭典儀式の道具が納めてある神厨 とお供え物にする家畜をしめる場所の宰牲亭がある。ここに行けば必ず繁栄していた中国皇帝の権力の偉大さを感じる事ができるだろう。
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