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第四回 「天人合一」
本日は皆既日食。長江デルタエリアで観測できるのは2000年に一度とも言われるそうです。上海では周囲が一瞬闇につつまれ、自然の織り成す不思議を体験された方も多いでしょう。
そんな今日にふさわしい言葉、「天人合一」。筆者も大好きな言葉の一つです。この概念を最初に述べたのはご存知荘子だそうですが、その後漢代の儒家董仲舒が哲学体系として完成させたとのことです。また作家の季羡林 によれば、「天」とは大自然を表している、ということです。これを「宇宙」ととらえる人もいますよね。
先日、「死の遺伝子」を発見した田沼靖一教授の研究発表のビデオを見る機会がありました。そこではヒトの細胞について、遺伝子の働きに注目して観測した細胞が誕生し消滅する様子を撮影したビデオも見ることもできました。田沼先生が、「細胞が生まれ、消滅していく様子は、宇宙の中で銀河が生まれ、消滅していく様子に大変よく似ていた」といったようなことを述べられたのが非常に印象に残っています。青く映った体内の細胞の様子は、本当に広い宇宙で生まれては消える銀河そのものに見えました。
地球にとって生物は、人間にとっての細胞と同じ。そしてまた地球は宇宙全体にとって一つの細胞のような存在…。こんな話は、手塚治虫の「火の鳥」にも見られますし、宇宙飛行士の毛利衛さんはスペースシャトルにいた当時、細胞と地球がほとんど同じに見えたと言っているそうです。神秘的な思想ですね。それを現実に目の前に見せられたような気がしました。
人は大自然の一部、宇宙のひとかけら。大きな流れの中のほんの一滴。 これはまた、今スピリチュアルの世界で叫ばれている「ワンネス」とも一致するのではないでしょうか。
| 言葉 |
ピンイン |
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| 天人合一 |
Ttian1 Ren2 He2 Yi1
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参考:
「天地者、万物之父母也。」(庄子・達生)
「天人之际,合而為一。」(董仲舒・春秋繁露・深察名号) |
(玉乃わいん 2009年7月記)
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