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■■第4回 初めてのSharing Time■■
 Sharing Timeに活躍した野球の絵本
息子の初めてのSharing Timeの順番まであと1週間。題材を考えなくてはいけません。おもちゃにするか、本にするか、はたまた子どもの大好きな「モノ」にするか。しかも問題はそのプレゼンの方法。
息子に毎日のSharing Timeのことを聞くと、みんなおもちゃなどを持ってきて説明した後、最後にはクラスメートの質問タイムもあるようです。まだ英語が話せない息子は、当然何かをクラスメートに言葉で紹介することなどできません。先生にもヘルプしてもらいつつ、それでも彼が自信を持ってできることを第一回目なので親の私が一生懸命考えました。そして見つけたものは・・・
「野球」です!息子は日本にいた頃から、試合を見るのもボールやバットを持つのも大好きです。更にこれならアメリカ人の先生も簡単に手伝ってもらえるはず。
当日の朝、大好きな阪神タイガースのジャージを子どもに着せて、柔らかいバット、ボールとグローブ3個、応援用のバットやメガホン、家にあるだけの野球の道具や応援グッズを抱えて行きました。更にもう一つ、「Take me out to the ball game」という絵本も。
幼稚園に着くやいなや子どもの姿を見た先生は、「Yeah! You are baseball player!」と気分を盛り上げてくれました。先生に道具を一通り見せて説明し、私もSharing Timeの時にお手伝いに来ると伝えました。
午後のSharing Timeの時間となり、子ども達がリーディングルームに集まりました。先生はまず、「Take me out to the ball game」の本を取り出しました。この本はメジャーリーグの試合で7回のseventh inning stretchの時にみんなで歌う歌のポップアップ絵本です。先生と息子は歌いながら本をクラスメートに見せてあげました。子ども達は動物が野球をする絵本を気に入ってくれたようでした。「先生はアメリカでは野球の応援をするときにこの歌を歌うんだよ。」と説明し、気分が乗ってきたところで外へ出るよう指示しました。
中庭に出て、野球の道具を見ると、みんな興味津々です。全員で代わる代わるキャッチボールをしたり、バットでボールを打つことになりました。でもグローブをどうやって付けるかわからなかったり、バットをテニスラケットのように振ったりと、子ども達には初めての野球体験であることがわかりました。先生と息子と私の3人で子ども達にどのように道具を使うか教えてあげました。
息子は野球となると黙っていられないので、率先してみんなに教えてあげます。言葉は「Look!」、「Catch!」、「Hit!」や「Like this!」程度ですが、コーチ気取りです。クラスメートは初めてのキャッチボールやバッティングを興奮気味に楽しんでいて、男の子も女の子も「One more time!」と何度もせがんできます。
放課後お迎えに行くと、先生が話しかけてきて、「今日のSharing timeはとってもよかった!Keiもみんな楽しんでいたしね。」と言ってくれました。私も息子が自分から積極的に振舞っているのを見て嬉しく思いました。
今日のSharing Timeで子どもはクラスメートに野球を教えるために、身振りや言葉などいろんなコミュニケーションの方法があることがわかったようです。そして完全な文章でなくても、動詞一つ話すだけでも動きは伝えられること、そして何よりも話そうとするとする熱意が大切とわかったのでした。やはり相手にちゃんと伝わるととても嬉しいですね。
これがきっかけでクラスメートもよく話しかけてくれ、息子も教室で少し大人しくしていたのが、ふっきれたようでした。日本人以外のお友達とも少しずつ話せるようになってきたようです。クラスメートにも野球は好評で、何人かのママからはバットやグローブはどこで買えるのかといった質問を受けました。残念ながら全て日本で買ったものなので、北京に来て間もない私にはわかりませんでしたが・・・。
言葉がわからないとやはり肩身が狭いです。でもだからといって、教室で小さくなっている必要はないのです。誰でも得意なものはあるので、それを誰かが前に出してやれば、大きな自信になるのだと私も学習しました。クラスメートの子ども達も言葉をうまく操れない子どもに慣れているようでした。息子が困っていると、ちゃんと声をかけて助けてくれます。彼が1人でSharing timeを仕切れるようになるのでしょうか。
さて、子どものお誕生日がこれまたたいへん。インターでも中国式誕生日の祝い方とは・・・?
(林 秀代 2007年5月記)
エクスプロア連載「オリンピックを迎える北京」
Myブログ 「北京の青空-今日お空見える?」
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